緊急地震速報 携帯電話 - こんばんは…
3月11日に発生した東日本大震災以降…
徐々に頻度は減っているものの、現在も余震が続いております…!
そして、これは先日の話…
お二人連れの、年配の女性のお客様を接客していたときのことです…
店内にて、お一方の携帯電話から…
緊急地震速報のアラーム音が、けたたましく鳴りだしたぁ…
そして、遅れること数秒…
もう一方の携帯電話も…
実は、密かにポケットに忍ばせておいた自分の携帯電話もバイブ状態ですがぁ…
その後に鳴りだしたのです…!
そうです…
東日本では、緊急地震速報の独特のアラーム音が鳴り響くことは未だに多いはず…
緊急地震速報から揺れが到達するまでの時間は、数秒~十数秒と少しの余裕しかありませんが…
地震の大きな揺れに対して身構えたりする手助けにはなっているのではないでしょうかぁ…?
そんなことでぇ…
今回は、この緊急地震速報について少しだけぇ…!
「携帯電話による緊急地震速報の受信」
携帯電話各社により、携帯電話への緊急地震速報の配信が行われています…
現在(平成22年8月25日)、携帯電話の同報機能を使用して緊急地震速報を配信しているのは、[NTT ドコモ](平成19年12月より)、[au(KDDI)](平成20年3月より)、[ソフトバンク](平成22年8月より)の3社になります…
受信できる携帯電話のことや受信するための設定などの詳細については携帯電話各社へお問い合わせください…!
● 参考:[NTT ドコモホームページ(緊急速報「エリアメール」)]
● 参考:[au(KDDI)ホームページ(緊急地震速報)]
● 参考:[ソフトバンクホームページ(緊急地震速報)]
● 注:携帯電話では、テレビ・ラジオとは別の報知音を使用しています…(各社共通です)
緊急地震速報が放送されたことがすぐにわかるよう、携帯電話の報知音(ドコモのページ)を試聴しておくのも良いかも知れませんねぇ…!
ところで…
携帯電話への緊急地震速報は一見普通のメールに見えるが、実は違うようです…
例えばNTTドコモでは「エリアメール」と呼ぶ特別な仕様の通信を使っています…
エリアメールの特徴は大きく 3つ…
(1)一斉同報する。
(2)同報範囲を細かく区切る。
(3)最優先で電波を使う。
だそうです…!
気象庁は全国を約200地域に分割して、地域ごとに揺れの大きさや到達時間を予測しているますがぁ…
携帯電話事業者は気象庁の地域区分に基づき、対応する地域にある携帯電話に警報メッセージを一斉同報するそうです…
ちなみに…
携帯電話の緊急地震速報は、気象庁が発表する「一般向け」情報に基づいています…
「最大震度5以上と予測された地震」で、「最大震度4以上となる地域」向けに警報を出すようでぇ…
テレビやラジオも同様だそうです…!
なお、気象庁は「高度利用者向け」の情報も提供しています…
揺れが小さい場合でも、地震の発生時刻や震源、マグニチュード、最大予測震度の推定値を出します…
これは、自治体や工場、鉄道やガスなどのインフラ事業者で主に利用されています…!
iPhoneアプリの「ゆれくるコール」も高度利用者向けの速報を利用して情報を配信しているようでぇ…
そのため「震度1以上で通知する」という設定も可能です…
ただし、小さい震度に設定すると頻繁に通知が来てしまううえ、提供事業者のサーバーにかかる負荷が大きくなるので推奨はできません…!
ところでぇ…
緊急地震速報は、その名の通り「緊急」に伝達されなければなりません…
大きな揺れが来る前に、ユーザーにメッセージが届かなければ意味がないのです…
そこでNTTドコモのエリアメールでは、輻輳の恐れがあるパケット通信用のチャネルではなく…
優先度の高い制御用チャネルでメッセージを送っています…
そうなると…
通信の制御プロトコルに手を加えている形になるので、対応する端末でしか利用できないのが現状でぇ…
今回も、ほとんどのスマートフォンは緊急地震速報が使えなかったようです…
これを受け、今後の販売される秋冬モデルからスマートフォンもエリアメール(緊急地震速報)に対応させるそうです…!
【追記】
東日本大震災後、緊急地震速報を装った悪質なメールが出回っています…
上記のように、緊急地震速報が一般のメールで配信されることはありません…
NTTドコモの場合では、着信音の鳴動が異なるし、送信元の欄には「エリアメール」と表示されます…
残念ながら、災害に乗じた悪質な犯罪は常に起こります…
緊急地震速報の仕組みを理解して、騙されないように注意してください…!